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今回は男性系のクリニックにおける早漏治療と陰茎海綿体注射ICI(新リビドラ法)
についての考えを書いてみたいと思います。
巷間には結構多くの男性系クリニックが存在しています。
これらのクリニックの治療といえば、
包茎
亀頭増大
陰茎増大
亀頭強化(早漏治療)
長茎
などがあります。
私はこういった治療スキルも持っているので、これまでもクリニックの依頼に応じてオペを行いにいくことが多々あります。
もちろんこういったニーズもあるので、これらの治療をすべて否定する気もありません。
また高齢者の方であれば、介護を受けるにあたりどうしても見た目が気になる、など切実な悩みもあるようです。
実際には介護を行うヘルパーや訪問看護を行う看護師にしても、清拭したりするにしても、まず患者のペニスの大小などまったく気にもしていないので、そのために数百万投じて亀頭や陰茎を大きくする意味はないのですが、それを言い出すとどうしようもなくなるので、今回はそれは置いておきます。笑
ただ、女性を喜ばせたい!という理由で早漏治療を行ったり、亀頭や陰茎を大きくしたい、と考えている方には陰茎海綿体注射、というまったく別の選択肢もあることを知って頂きたいとは思いました。
亀頭強化治療とは!?
これは、単純に亀頭にヒアルロン酸や非吸収性の薬液を注入します。
おそらく1ccの値段で5~20万くらいが多いと思われます。
確かに小指ほどのサイズしかない本当に小さい亀頭をお持ちの患者さんもいらっしゃいます。
その場合は2ccいれただけでもパンパン、ってことはありますが、おそらく日本人の一般的なサイズ(平均というより私がこれまでおそらく数千例の亀頭注入で見てきたサイズであれば、4~6ccは余裕で入ります。はい。笑(下手すると12ccいれても余裕、って方もいらっしゃいました。(^_^;))
ということは、4ccだとしても、20~80万かかるわけです。(時には税別で)
そして注入時はそれなりには膨らみます。この手の注入物は用量依存性ですので、量をふやせば増やすほど注入直後は大きくなります。
でも、考えてみてください。女性の法令線のヒアルロン酸注入でも年に2回程度の頻度で繰り返し入れないといけないわけです。
また、そういった注入用のジェルというのは水分が大半です。
フルーチェやプリンの元を考えてみてください。粉に水を混ぜると膨らし粉のように膨らむのです。
確かに元の粉末(ジェルの原料)自体は、『非吸収性』なので吸収されないと思われます。ただ、ジェルを構成する水分については分かりません。
一定の患者さんが注入後元に戻った、といったご意見で再診されることがありますが、確かにジェルは注入されているわけです。にもかかわらず、サイズが減少するのはなぜか!?
まぁこういったリサーチをしている文献を私は見つけ出すことが出来ていないので、あくまで私の推測ですが、注入後ジェルの水分部分が一定量体内で吸収されているのでは!?と思っています。そうでないと説明がつきませんので。
まぁそのあたりの真偽はとにかくとして、仮に80万円かけてジェルを注入したのに、サイズが小さくなったらお金を出された患者さん的には不満が残ると思います。とはいえ医療機関としては実際にジェルを注入しているわけで、その後注入時より水分が吸収されて結果、小さく見えたからといって文句を言われてもどうしようもないのだと思います。
そんなやり取りを見ているときに私がいつも思うのは、この80万があったら、
当院の新リビドラ薬液やICI neoなら、一括購入などを使って1本1万と考えて、80回分になるのになぁ…という思いです。
亀頭強化をしても必ずしも早漏が改善されているのか!?というデータもエビデンスもありません。
でも、ICIであれば、少なくとも、うまく調整することで若年者であれば、『射精後』も勃起が継続している患者さんのほうが多数であり、これにより女性の性交継続確率は確実にあがるわけで、それを80回分であれば週1回ペースで1年半以上も維持できるほうがよっぽどお徳なのでは!?と思うわけです。
このあたりは様々な考え方はありますが、そういった見方で早漏治療を考えてみるのはいかがでしょうか…。